学科グラフィック基礎⑤
【オンライン】
本日のポイント!
出来るデザイナーはリテイクに強い!!
とにかく数多くの写真で練習をする!!
マスクについて
photoshopのマスクのかけ方は、大きく分けて『レイヤーマスク』『ベクトルマスク』『クリッピングマスク』の三種類がある。
(選択ツールの調整で使うクイックマスクモードがある)
レイヤーマスク
レイヤーマスクは、レイヤーに追加する機能。画像の一部を隠したい場合に使用する。白黒に塗り分けられた画像から、表示する部分と、隠す部分の「マスク領域」を指定する。レイヤーマスク自体が、ドキュメントに表示されることはない。対象となる画像の一部が、切り抜いた型紙を通り抜けて、背景に投影されるようなイメージ。
特徴と使い方
- 選択範囲からのマスク
- 白から黒の領域(中間は半透明)
- 曖昧なトリミングに有効
ベクトルマスクについて
ベクトルマスクは、ペンツールやシェイプを使用して作成するマスク。ベクトルマスクは、画像の拡大縮小を繰り返しても、マスクが劣化しないから、解明度を気にすることなく編集できる。
特徴と使い方
- パスからマスク
- シェイプ(illustratorと同じイメージ)を使う
- きれいな曲線を描くときに有効
パスパネル
パスパネル(ウィンドウ/パス)には、保存されたパスごとの名前とサムネール画像、現在の作業用パスおよび現在のベクトルマスクが一覧表示される。サムネールの表示をオフにすると、パフォーマンスが向上する。パスを表示するには、まずそのパスをパスパネルで選択する必要がある。
クリッピングマスクについて
クリッピングマスクとは、マスクが適用されるレイヤーをグループ化したもの。一番下のレイヤー(ベースレイヤー)がグループ全体の表示範囲を定義する。例えば、ベースレイヤーにシェイプがあり、その上のシェイプのアウトラインを通してだけ表示されると、ベースレイヤーの不透明度を承継する。
特徴と使い方
- 図形(文字も可能)からのマスク
- 他のレイヤーに影響する
- illustratorにもあるため注意
ポイント
マスクはデータを維持したまま作業を進め得る方法として、もっとも使われる手法。逆に他人が作成したデータを編集しなければならない時に、「わからない」が発生するポイントがここ。しっかりと理解を深めておくことが重要。
ラスタライズ
スマートオブジェクトとは画像を劣化させずに保つ方式のため、多用するとデータが重くなりがち。スマートオブジェクトを解除することを「ラスタライズ」という。スマートオブジェクトをラスタライズすると、元のビットマップ画像に戻る。
色調補正
色調補正とは、画像データをイメージしたとおりに調整すること。色調補正の目的は、色を調整したり、鮮やかさを調整したり、明るさを調整したり様々。
色調補正の手順
1明るさ・コントラスト(素材写真の明るさを調整し、コントラストをくっきりさせる)
2.レベル補正やトーンカーブ(素材写真の一番黒い箇所と白い箇所を設定する)
3.色相・彩度やカラーバランスや白黒(素材写真の色味で変更する)
4.案シャープマスクで仕上げ ※部分的に調整する阿合は、レイヤーマスク(選択範囲)を併用。
覚えておきたい色調補正
- 明るさ・コントラスト
- レベル補正
- トーンカーブ
- 色相・彩度
- カラーバランス
- 白黒
明るさ・コントラスト
コントラストとは、一言でいえば、「画像の明るい部分と、暗い部分の明るさの差」のこと。「コントラストが高い」とは、「画像の一番明るい部分と、一番暗い部分の明るさの差が大きい」ということ。よって、コントラストを高くすると、「画面の明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗く」なる。
レベル補正
レベル補正とは、ヒストグラムは、画像内のピクセルが各階調にどのように分布しているのかを示している。横軸が0~255の明るさの階調、縦軸が明るさごとのピクセル数を表したもの。
トーンカーブ
トーンカーブの補正では、画像の色調の範囲全体に配置されたポイントを補正する。画像の色調は、最初は直線の対角線としてグラフに表示される。RGB 画像を調整する場合、グラフの右上の領域はハイライトを表し、左下の領域はシャドウを表す。
色相・彩度
Photoshopを使った色調補正の基本の機能の1つ「色相・彩度」は、画像の色相・彩度・明度の3つの値を調整することで、画像の色調を補正する機能。 画像を編集する上で、色合いを変更するとても重要な機能なので、しっかりと使いかたを理解しておく必要がある。
カラーバランス
「カラーバランス」はシャドウ(暗い部分)、ハイライト(明るい部分)、中間調(中間の明るさの部分)に分けて色を調整できるようになっている。
白黒
【Photoshop基本操作】[白黒]とは、カラー画像を「白黒」画像に変換する機能です。 色の系統別に詳細な設定ができるので、素材に応じた「モノクロ」表現の幅が広がります。
調整レイヤー
【Photoshop基本操作】調整レイヤーとは、ドキュメントやレイヤー単位で色調補正が行えるオプション機能。 調整レイヤーを作成すると、元画像の内容をそのまま保つことができ、設定した後でも再編集が加えられるので大変便利。
ヒストリーパネル
ヒストリーパネルとは ヒストリーパネルには、Photoshopで画像に対して行った編集操作が履歴として表示されます。 履歴をたどって行った操作を確認したり、やり直したりすることができます。
アンシャープマスク
「アンシャープマスク」は、画像内の個々のピクセルの周囲にある、異なる色情報を持ったピクセルを検索して、指定した量だけピクセルのコントラストを高めるフィルタです。 アンシャープマスクをかけるときは、「量」・「半径」・「しきい値」を設定する。 色の濃さの度合いを決め、数値が大きくなるほど、くっきりとした輪郭になる。
描画モードについて
行がモードは下層にあるレイヤーと合成する機能。通常、不透明度の変更などを行ってない場合は上のレイヤーが100%表示されるが、描画モードを変更することで下のレイヤーと合成した色が表示される。
ポイント
前の「マスク」と「色調補正」は作品作りの素材作りの基本。特にバナー作成でとても重要になる技術なので、しっかり理解と自然に操作ができるように身につける。